【アカペラコラム】音楽とは静寂への挑戦である
しげ(ボーカルパーカッション)
おんたま弁当箱
アカペラグループのリーダーの悩みといえば、グループ運営。
学生時代、もっとたくさんのステージに出たい、もっと交流を広げていきたいと思い、グループ運営に悩んでいた僕は、ある一冊の本に出会います。
コンセプトの作り方
ライブに呼ばれやすいグループは、どこもカラーがあって、コンセプトがしっかりしていると漠然と感じていた僕は、
この本をヒントにアカペラグループのコンセプトを考えるようになります。
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ゲームは子どもがやるもの、目も頭も悪くなるし、害はあれど一利もない。
かつてゲームは嫌われものでした、特に世のお母さんたちからは。
少子化も相まって縮小していくゲーム市場の中、再起をかけて新規プロジェクトを立ち上げる必要がありました。
それが、Wii(ウィー)
世のお母さんたちから嫌われていたゲームを、世の中に広く浸透させていくに
「お母さんに嫌われないゲーム」
をコンセプトに開発、爆発的なヒットを飛ばし、任天堂のV字回復に貢献したのでした。
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コンセプトって、こういうことか!と思いました。
それまで出会ってきたアカペラグループのコンセプトは、
だれだれの曲を歌います!
こんな雰囲気の曲を歌います!
この曲を歌いたくて集まったメンバーです!
とにかく「曲」にフォーカスしたものばかり。
「アニソン」というコンセプトのグループは、日本中探さなくてもいくらでも見つかります。