【大学生篇】アカペラサークルって、どんなサークル?

はじめまして、しげです!
この記事では、大学のアカペラサークルがどんなサークルなのか詳しく解説しています。
アカペラについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

アカペラの仕組みについて知りたい方は、こちら

目次
あなたはだれ?
はじめまして、社会人でアカペラをやっています、しげといいます。
音楽初心者から大学でアカペラを始め、3〜4回生のときには代表を務めました。
当時のサークル員は約30名ほどでしたが、今では100人を超えるマンモスサークルに成長しました(後輩のみんな、ありがとう!)
立ち上げすぐのサークルだったため、なにもかも手探りでやっていくうちに、自然に交友関係が拡がり、
大学後半では、ライブハウスを借りての主催ライブ企画や、アカペライベントの運営スタッフなど、幅広い活動をさせてもらっていました。
残念ながら、アカペラでの受賞歴などはありませんが、社会人になった今でもアマチュアながらアカペラを続け、このブログを書くに至っています。
この記事では、僕の経験をもとに
- 大学のアカペラサークルってどんなことするの?
- 初心者でも大丈夫?
- アカペラを始める人は、どんな人が多いの?
そんな疑問にお答えしたいと思います。
結論、初心者でも全然大丈夫!
むしろアカペラは大学から始めることが多いので、他のサークルよりもハードルは低いと思いますよ!
アカペラサークルって、どんなことするの?
アカペラサークルの活動は、大きく3つに分けられます。
- サークル員みんなが集まる「全体練」
- 各グループごとに集まる「グループ練」
- そして、「ライブ・イベント出演」
です。
サークル員みんなが集まる「全体練」
「全体練」は、サークルによって内容や頻度が異なります。
僕が所属していたサークルの一例をご紹介しますので、参考にしてください。
頻度:週一回
内容:
- 発声練習
- 練習用グループの練習時間
- 共有事項(ライブ宣伝など)
最初に、アカペラの基礎となる発声練習を行います。
声楽科のメンバーや合唱出身のサークル員が交代で先生役を担当し、持ちまわりでやってました。
歌の経験がなくても、ある程度みんながレベルアップできるようにするための工夫です。
続いて、練習用グループというのは、先輩と後輩の交流、および初心者のスキルアップを目的として、サークル側が指定したメンバーで構成されたグループです。
練習用グループだけでもアカペラはできますが、みんなこれとは別に、自分たちでメンバーを募って、好きな曲を歌い、ライブに出演するなどしていました。
各グループごとに集まる「グループ練」
練習用グループとは別に、自分たちでグループを組んだら、そのグループで練習します。
サークルによっては、練習用グループがないサークルもあるので、
その場合は、ひたすら「グループ練」ということになります。
特に練習日の指定がないところが多いはずです。
グループのメンバー同士で予定を調整して、週一回なり二回なり、練習を重ねます。
アカペラサークルの活動のほとんどは、この「グループ練」です。
「ライブ・イベント出演」
練習を積んだら「ライブ・イベントに出演」します。
ライブハウスを借りる場合もあれば、ストリートライブや、ショッピングモールのステージエリアなど地域のイベントに出演する場合もあります。
詳しくは後述しますので、そちらを参考にしてください。
アカペラ初心者でも、グループは組める?
はじめのうちは「あの子グループを組めてないらしい」という情報を聞きつけると、先輩が積極的に誘ってくれると思います。
「とにかく自分でなんとかしないと全くアカペラが出来ない……」というわけではありませんので、ご安心を!
慣れてくると、自分が一緒に歌いたいメンバーを集めて、自由にグループを組みます。
アカペラは、とにかくグループを組まないと始まりません。
グループを組むためには「誰かに誘ってもらう」か「自分で作る」のどちらか
グループを組むためには「誰かに誘ってもらう」か「自分で作る」のどちらかが必要です。
サークルでの全体練習や、カラオケなどで歌声を聞いて、
となると、他から声がかかります。
となると、これまた他から声がかかります。
声をかけてもらって、やってみようかなと思ったら、そのグループに入りましょう。
…声がかからない場合、、
「コイツ、出来る!」「コイツ、オモシロい!」となった人に声をかけましょう。
どんなグループを組みたいか、どんな音楽をやりたいか、いわばグループのコンセプトをプレゼンして、メンバーを集めるのがいいと思います。

サークル中は、ずっと歌ってるの?
「アカペラってどうやるの?」でも触れていますが、アカペラはそれぞれのパートが重なり合ってハーモニーや感動を作り出す音楽です。
アカペラサークルの活動のほとんどは、そのための「練習」になります。
ハモる練習はもちろん、リズムの練習もするし、リードボーカルの練習もします。ボイストレーニングに通うこともあるし、家でひたすらボイスパーカッションの練習をする時間も必要です。

僕が所属していたサークルは、みんなで楽しくやろうよ!という感じのサークルでしたが、アカペラサークルは、どんなにゆるいサークルでもしっかり練習する必要があります。
なぜなら、普通にやってもハモれないから。
ハモったらもちろん楽しい!
だからみんなアカペラサークルに入るわけですが、普通にやってもハモれないなら練習するしかありませんよね。
他のサークルに比べると、練習時間が占める割合が非常に高いと思います。
ライブやイベントって、どんなものがあるの?
せっかく練習したからには、誰かに見てほしい!聴いてほしい!楽しんでほしい!!ですよね。
アカペラサークルでは「ライブ活動」も積極的に行われます。
ライブ活動①:サークルライブ
サークルライブとは、そのアカペラサークルに所属するメンバーが出演するライブのことです。
合唱経験者の人には、定期演奏会と言ったほうがわかりやすいでしょうか。
多くのサークルは、普通の楽器バンドと同じように、ライブハウスを借りて、サークルライブを行います。
当然、会場を借りる時間や金額には制限があるので、大きなサークルになると、出演できるグループ数に限りが出ます。
その場合は、オーディションを行って出演グループを決めます。
関西でいうと、大阪大学や京都大学のサークルライブは非常にレベルが高く、人数も100人を超えるので、
オーディション自体をライブハウスで行う、とも聞いたことがあります。
ライブ活動②:外部イベント
サークルライブ以外にも、音楽イベントはたくさんあります。
イベントの一例
- 大学間の交流ライブ
- アカペラコンテスト
- 所属グループの企画ライブ
- 外部で企画されるアカペライベント
- 地域の音楽系イベント、あるいはお祭り など
上記以外にも、とにかく様々なアカペライベントが企画されています。
中には参加申し込みの際に、音源の提出を求められるものもありますが、多くはアマチュアでも参加可能なイベントです。
ぜひ様々なイベントに参加してみてください。今では全国津々浦々、どこでも何かしらアカペライベントがありますよ!
関西では、「よりアイ」という社会人・学生関係なくだれでも参加できるアカペライベントがあります。
通常のステージの他、その場のセッションを楽しむ”飛び入りステージ”や、出演者全員でアカペラを歌う”みんなで歌おう”など、色々な形でアカペラを楽しむことが出来ます。
時には、プログループのステージもあり、楽しみつつ勉強にもなるという美味しいイベントですよ。
よくある質問
ここからは、アカペラサークルについてよくある質問を、Q&A形式でサクッと紹介していきます。
A. 大丈夫です。というか、そもそもアカペラ経験者なんてほぼゼロです。
アカペラ部がある高校は全国的にもまだ珍しい。ハモネプに出たい!という高校生たちが集まってアカペラをすることはもちろんありますが、その人口はめちゃめちゃ少ない。
ビートボックスをやっていたからアカペラが出来るか、というのも別物です。安心してください。
A. 個人的な経験ですが、
- もともと合唱をやっていて、ハモるのが好きな人
- 体育会系文化部とされる吹奏楽から歌に転向
- ハモネプ好き
- 友だちの付き合いでたまたま(実は一番多い?)
が、多いように思います。
小さい頃からピアノをやっていました、という人もいるにはいますが、僕の周りでは意外と少数派です。
A. 違います。
が、歌を楽しむ、歌で楽しませるという部分は共通しています。どちらのサークルも顔を出して、自分が気持ちよく歌えるほうを選ぶのが良いかと思います。
こちらの記事に詳しくまとめています。参考にしてみてください。

A.一度体験や見学にいかれることをオススメします。
合唱経験者がアカペラに転向したとき、はじめは意外と苦労します。
といっても、僕は合唱経験者ではないため、周りの合唱出身者の話を聞いた上での意見ではありますが、
- 合唱は「正しい発声」があり、その発声を突き詰めてきた人たち×大勢。
- 正解がない「発声」×6人がハモろうとするのがアカペラ。
という違いを感じることが多いようです。
また近年のアカペラは、エンターテイメント性も求められています。
それがしっくりこなくて、ハモらへんわ~思ってたんとちゃうわ~と、戸惑う人もいます。
アカペラでお客さんを楽しませる喜びを知ってしまった僕としては、戸惑いを乗り越えた先の最高にエンターテイメントな世界に、ぜひ足を踏み入れてみてほしいと思いますが、
ご自身のやりたいことと照らし合わせながら、実際に一度体験されるのが一番ではないでしょうか。
他にもしなにか聞いてみたいことがあれば、こちらの「問い合わせフォーム」からご連絡ください。
実際は検討中のサークルの方に直接問い合わせいただくのが一番ですが、何か聞きにくいことなどがあれば、僕でよければ相談に乗らせていただきます。
おわりに
アカペラサークルの主な活動内容について、
- アカペラグループを組んで、
- グループ練をして、
- ライブやイベントに出る
という流れ、おわかりいただけたでしょうか?
ちなみに、これまでアカペラサークルの活動内容を紹介してきましたが、
アカペラサークルに入ったことで、人生が変わってしまうこともあります。注意してください。
大学のサークルは、大学生活に大きな影響を与えますが、サークル活動が大学生活の全てではありません。
とにかく一度経験してみて、楽しかったら続ける、飽きたらやめればいいかなという気もします。大学のサークルってそういうもんですよ。
皆さんも、ぜひアカペラサークルに入って、大学生活を楽しんでください!
こちらの記事で、アカペラをするのに、あると便利なおすすめグッズをまとめています。

ここまでお読みいただきありがとうございました。