初心者がアカペラを始めるまでの3ステップ

この記事では、
- 全く音楽経験はないけど、アカペラをやってみたい。。
- 趣味程度でも出来るのか不安。。
- アカペラに必要なことってあるの?
そんな皆さんの疑問にお答えしつつ、アカペラ初心者がアカペラを始めるための3ステップをお伝えします。
目次
アカペラには「人」と「楽譜」が必要
アカペラは楽器を使わないので、何もいらないという印象を持たれますが、実際はそうではありません。
楽器を使わないからこそ一緒に歌ってくれる「人」が必要です。そして、複数の「人」が集まって歌うからには、ルールが必要です。集まった人が好き勝手歌っては音楽になりませんもんね。音楽では、そのルールを記したものを「楽譜」といいます。
キターにはギターの、ピアノにはピアノのための楽譜が必要です。
同じように、アカペラにはアカペラを歌うための「楽譜」が必要なんですね。
つまり、この「人」と「楽譜」を集めさえすれば、アカペラを始めることが出来るのです。
ステップ①:アカペラサークルを探そう
これまで大学や趣味でアカペラをやったことがある人であれば、その知り合いの繋がりを通じてアカペラグループを紹介してもらったり、コミュニティに入れてもらうことも出来るかもしれません。
ですが
- これまで全くアカペラをしたことがない。
- そもそも音楽経験もない。
という場合、僕は
近くのアカペラサークルに入ることを強くおススメします。


…アカペラサークルってどんなことをするのか詳しく気になるな、、という方は、こちらの記事をどうぞ。一般的なサークル活動について詳しくまとめています。音楽経験のない人もたくさんいるので、初心者の方でも安心ですよ!
先に挙げた「人」と「楽譜」のうち、「楽譜」は実はネットで簡単に手に入ります。
しかし、「人」はネットで集めようと思っても案外集まりません。
仮に集まっても、いきなり初心者の人が「練習の進め方もわからない、どこで発表すればいいかもわからない、、」という状況で、自分でアカペラグループを運営するのは非常に難しいです。
その点、アカペラサークルであれば、まず「アカペラ経験者」がいます。上手い・下手の前に、やはり経験者がいるというのは非常に大きいのです。
次に、「パート毎のメンバー」を集めやすくなります。
「アカペラってどうやるの?」でも触れていますが、アカペラは各パートが「メロディ」「ハーモニー」「リズム」の役割を補完しあいながら作る音楽です。そのため、メロディを歌う人だけではなく、音域が高い人や低い人など、男声女声に関わらず色々な人を集める必要があります。
アカペラサークルであれば、様々な人が所属しているので、アカペラをするためのパートを埋めることが出来ます。特にベースは非常に希少価値が高く、アカペラサークルに入っても、一人が複数グループを掛け持ちしている場合もあるくらいです。
ネットなどで自分で集めるよりも、サークルに所属するほうが圧倒的にアカペラを始めやすいのです。
自分の通っている大学にアカペラサークルがある場合にはそれでもいいと思いますし、学校によっては他大学の人でも入れてくれる大学もあります。ぜひ近くの大学にアカペラサークルがないかも探してみてください。初心者の方でも、事前にその旨を伝えておけば見学会などを用意してくれるはずですよ。
ステップ②:自分のパート(声の高さ)を確かめよう
さて、アカペラを始めるための「人」をクリアしたところで、
- パート(声の高さ)はどこか
- どんな曲が歌いたいのか
を考えましょう。
サークルに入ると、この二つを必ず聞かれるます。希望が叶うかはわかりませんが、とにかく一度伝えてみることが大切です。きっと先輩たちが上手く察してくれるはず!
パート(声の高さ)の伝え方①:音階で伝える
音階、というのはドレミファソラシドのことです。
もし自分の声がドレミファソラシドでいうと、どのあたり(一番低い音)からどのあたり(一番高い音)まで出るのか(=音域)を把握している場合は、それを伝えるといいと思います。
とはいえ、これがわかっている人はごく稀ですね。
アカペラをやっている人でも、きちんと把握していない人もたくさんいます。声が高いか低いかくらいは、わかっていると思いますが…
パート(声の高さ)の伝え方②:歌いやすいアーティストで伝える
音階ではわからないし、高いか低いかくらいは言えるけど、自信がない…という方は、自分が一番気持ちよく歌える楽曲をいくつか伝えましょう。
人によっては、もっと低い音(宇宙戦艦ヤマトなど)だったりしますし、女声でもaikoなのか中島美嘉なのか鬼束ちひろなのか等、本当に人それぞれです。
とにかく一度歌いやすい曲を伝えてみましょう。アカペラ経験者であれば、それでだいたいの音域(=上手く声が出る音の高さ幅)が伝わると思います。


パーカッション希望の場合
ハモネプで人気になったボイパや、最近ではヒューマンビートボックスに興味がある人もいると思います。
歌が苦手でもボイパというパートがあることで、アカペラを楽しむことが出来ます。僕がそうなので、断言できます。歌が苦手でも、音痴でもアカペラは楽しめます。
そんなボイパ、パーカッションパートを希望する場合も、
まずはサークルのメンバーに希望を伝えれば問題ありません。
出来る人がいれば、その人が教えてくれるでしょうし、今はYOUTUBEにもたくさん動画が上がっているので、自分で練習してみてもいいと思います。
パーカッションパートは、ベースに次いで希少なパートなので、どのサークルもきっと大歓迎なはず!
とはいえ、自分の声が高いのか低いのか、音域はどのくらいなのかは把握しておくようにしましょう。しばらくアカペラを続けていくと、いずれ歌いたくなる日が来ます。歌ってもいいかな、くらいに心代わりする日が来ます。その時のためにも、一応把握するようにしておきましょう。
ステップ③:歌いたい曲を決めて、ネットでアカペラ用の楽譜を探そう
いよいよ最後のステップです。「人」が集まって、自分のパートが決まったら、あとは歌いたい曲の「楽譜」を準備しましょう。
歌いたい曲の決め方
これは本当になんでもかまいません。洋楽でも邦楽でもアニメソングでも讃美歌でも、基本的にどんな曲でもアカペラに出来ます。
ただし!アカペラにするのに向いていない曲も、あるにはあります。
例えば、パンクロックはちょっとやりにくいです。とにかくリズムを際立たせて!みたいな曲は、どうしても楽器のほうが表現しやすいので、難しい場合もあります。
出来ないことはないですが、無理にアカペラにしなくてもよくない?という感じ。
とはいえ、
とにかく一度好きな曲を伝えてみましょう!
強いて言うなら
自分が歌いやすい曲を選ぶと良いと思います。
自分がコーラスを担当する場合でも、ハモるというのは経験者でも難しいものです。知らない曲をいきなり歌うのは、リードに限らずやりにくいものなので、はじめはよく知っていて、なじみのある、歌いやすい曲から始めるのがいいと思います。
アカペラ用の楽譜を購入できるサイト
さぁ、というわけでいよいよ楽譜の用意です。
今は、ネットで簡単に楽譜を購入することが出来ます。
いくつか参考にできるサイトをご紹介しますね。


ちなみに、「アカペラ用の楽譜」は必ずしも購入する必要はありません。
歌いたい曲が上記のサイトに用意されているかはわかりませんし、アレンジも汎用的なものになっているので、自分のイメージを合わないこともしばしば…
そんな時は、自分たちで「編曲(アレンジ)」します。
サークルには大概「アカペラアレンジ(=楽器用の曲をアカペラ用の楽譜に直すこと)」が出来る人が一人くらいはいます。
まずはメンバーに希望を伝えてみましょう。候補がいくつかあると良いですね。
まとめ
- 近くのアカペラサークルに入って「人」と繋がる
- 「自分のパート(声の高さ)」を確かめる
- 歌いたい曲を決めて、ネットやサークル員を通じて「楽譜」を探す
ちなみに、冒頭の質問の回答ですが、

A. 大丈夫です、この記事の3ステップを参考にしつつ、まずは近くのアカペラサークルを探してみてください。どうしても見つからなければ「問い合わせフォーム」から、お気軽にご連絡ください。いつでも相談に乗りますよ!

A. 大丈夫です。サークルによっては、みんな趣味としてアカペラを楽しんでいるところもありますし、時間の許す範囲で楽しめるのもアカペラの良さです。大学サークルの場合は、がつがつライブに出て頑張る人たちと、楽しくやる人たちが共存するパターンが多いですね。みんな自分のペースで楽しんでますよ!

A. 特にこんなスキルが必要、アカペラをやるための条件、というのはないと思います。
サークルによっては「月一回の全体練習に出席しないといけない」という決まりがある場合もありますが、それは各サークルによって異なりますので、一度確認をしていただくのがよいかと思います。
以上、初心者がアカペラを始めるまでの3ステップでした!
ぜひ皆さんも楽しい仲間とアカペラを楽しんでくださいね!
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