3.マイク・機材

アカペラ用のマイクはどれがいい? – ボーカルマイクの基本的な選び方

こんにちは、しげです!

 

アカペラ用のマイクが欲しい。自分のマイクが欲しい。もっと自分にあったマイクがどれか知りたい。

 

そんな皆さんのために、本記事ではアカペラのマイクについてご紹介したいと思います。

あえてマイクを買う必要があるのか

一口にマイクといっても、色んな種類があって、人によって使っているマイクもまちまち。正直、素人の僕らには音質の違いもよくわからないですよね。

 

そもそもマイクって買った方がいいんでしょうか?実はいらないんでしょうか?

 

結論から言うと、学生にしろ社会人にしろ、サークルでアカペラを楽しむ程度ならば、買う必要はないと僕は思います。

 

一般的なライブハウスには、備え付けのマイクがありますし、少し大きなサークルになると、最低限の機材であればサークルで所有している場合もあるので、そういったものがあるのであれば、わざわざ自分で買う必要はありません。

 

一方、サークル外でも活動したい場合は自分のマイクを持っておいても良いと思います。

 

野外のイベントの場合、マイクを6本繋ぐことは問題なくても、6本きちんと用意してもらえないというケースもあります。アカペラ以外で、こんなにマイクをたくさん使用する場面は少ないからです。

 

そして、もうひとつメリット。

 

それはマイクを使って練習できる、マイクで歌うことに慣れることが出来る、という点です。

 

アカペラのライブは、ライブハウスにしろストリートにしろ、大概はマイクを使って行われますが、マイクで歌うことに慣れていないと、

 

  • 自分の声がどうマイクに拾われるかわからない
  • マイクやスピーカーを通して歌を聞くことに違和感
  • 口元にマイクがあるだけで、圧迫感を感じていつも通り歌えない

 

等、マイクがあるだけで緊張してしまい、いつものパフォーマンスを発揮することができなくなってしまいます。せっかく時間をかけて練習しても、本番でマイク慣れしてないことが原因で、思った通りの演奏が出来ないなんて、そんな残念なことはありません。

 

というわけで、サークル外で活動したり、ライブで自分の力を十分に発揮したい!と思う人は、せひマイマイクを購入して、マイクを通して歌う練習をしてください。

 

いつもの自分の力を十二分に発揮して、もうワンランク上のパフォーマンスを目指しましょう。

上級者には、自分がイメージする音色を追い求めて、様々なマイクを試し、こだわりを持って使ってる人もいます。

初心者のうちはむやみやたらに音質にこだわるより、定番で使いやすいマイクを一本購入して、とにかくマイクに慣れる、そして自分のマイクを使いこなすことのほうが大切ではないでしょうか。

マイクは、口元との距離や角度によって音の入り方が全く異なります。とにかく色々試して研究してみてください。

一度感覚が養われれば、色々なマイクの音質の違いも聞き取れるようになると思います。

オススメの定番マイク

さて、ではアカペラをするのにマイクはどれを選べば良いのでしょうか。

 

世の中にはたくさんの種類がありますが、アカペラで使われる一般的なマイクはそう多くありません。

 

それぞれ見ていきましょう。

SM58(ゴッパー)

一番オーソドックスなボーカル用マイクです。ライブハウスでもこのマイクが揃えられている場合も多く、まずはこのマイクを買ってみる、というのが間違いないと思います。

 

マイクは、大きく2種類に分けられます。“ダイナミクスマイク”と”コンデンサーマイク”です。

 

ダイナミクスマイクは、マイクの正面から音を取り込むため、口元とマイクの角度によって音の入り方、音色が変わるマイクです。それに対して、コンデンサーマイクは、非常に高音質で、かつどの角度からでも音を拾うことが出来るという特徴があります。

 

アカペラで使うのは、一般的にダイナミクスマイクです。マイクと口元の距離で音量を調整したり、角度によって音色を変えられるのは、声だけで様々な音楽を表現するアカペラには相性がよく、またダイナミクスマイクの方が壊れにくいので長く使うことが出来ます。

 

SM58(通称ゴッパー)は、ダイナミクスマイクです。一本買って大切に使えば非常に長く使えます。コスパは抜群です。

 

得意な音域は、中音域。アカペラやボーカルに大切な”人が歌う音域”をきれいに拾ってくれます。

 

本当にオーソドックスなマイクなので、パーカッション含めどなたにでもオススメです。他のマイクと比べて安価なので、試しに買ってみようという方は、とりあえずゴッパーから始めるのが良いのではないでしょうか。

SM58 詳細ページはこちら

BETA58A(ベータゴッパー)

続いては、ベータゴッパーです。こちらもアカペラグループで、よく利用されています。

 

ゴッパーに比べて、中~高音域が得意なマイクなので、女声には特に相性が良いマイクです。高い音が綺麗に聞こえるので、もごもごしにくい。

 

個人的には、パーカッションにも非常に相性が良いと感じています。自分もこのマイクを愛用していますが、スネアとハイハットの音が綺麗にはいるので、生声よりも抜けの良い音が鳴ります。クリアで雑音が少ない音、というイメージでしょうか。

 

ベータゴッパーは、女声はもちろん、男声でも特に音が入りにくいということはないので、ゴッパーと同じく、男女問わず、パート問わずオススメのマイクです。ゴッパーよりも少し高価なので、お財布と相談しながら、ゴッパーにするかベータゴッパーにするかを検討いただくのが良いかと思います。

BETA58A 詳細ページはこちら

ちょっとこだわりのマイク

初めてのマイクであれば、前述のどちらかを選んでいただくのが良いかと思いますが、少し変わったマイクもご紹介します。

 

僕が初めて買ったマイクなのですが、主に楽器用マイクとして使われており、パーカッションの音を、よりクリアにキレよくかっこよく鳴らしてくれるということで、このマイクを購入しました。

BETA57A(ベータゴーナナ)

まず特徴的なのは、マイクの形。リンク先から確認してもらうと分かりやすいのですが、通常はマイクの先が丸いのに対して、ベータゴーナナは四角(台形?)になっています。

 

ベータゴーナナは、楽器用のマイクなので、正面からの音をきちっと拾うためにこの形になっているんだと思います。ボーカル用として使う場合も、正面からきちんと音をいれてあげないと上手く音が入りません。

 

しかし、きちんと扱えば高音も低音もよく拾ってくれ、特にパーカッションの音はスネアもバスドラムも硬い音を鳴らすことが出来ます。ベーシストにも良いかもしれませんね。

 

ちょっとした息や狙った音域(高めなら高め、低めなら低め)の音でないと、余計な音まで拾ってしまうので、僕には扱いきれませんでしたが、人によっては自分の思い通りの歌を歌える、ということで愛用しているボーカリスト、パーカッショニストの方もたくさんいます。

 

今のマイクよりも、もう少し上級者向けで難易度が高い、でも自分の狙った通りの音を作れるマイクに挑戦してみたいということであれば、このBETA57(ベータゴーナナ)を使ってみてください。

BETA57 詳細ページはこちら

練習用・超お試し版の格安マイク

これまでご紹介したマイク以外にも、ゼンハイザーオーディオテクニカなど、様々なマイクがありますが、アカペラで使うのであれば前述の3つが一般的だと思います。

 

最後に、格安マイクをご紹介します。練習用や、グループ・サークル全員でまとめて購入する等としてオススメ。格安マイクとはいえ、練習用としては十分な音質です。

BEHRINGER(ベリンガー)

ゴッパーと同じボーカル用マイクとして利用するのが一般的。中音域ときちんと拾ってくれます。

 

ライブで使うには、少し物足りないかもしれません。低音が若干もごもごするイメージがあります。

 

ただ、繰り返しになりますが、とにかく安い!通常ボーカルマイクは10000~15000円するのに対し、ベリンガーは2500円程度。音質も練習用としては十分ですので、初めてのサークル機材としての購入などに検討してみるのはいかがでしょうか。グループで揃えるのにも良いと思います。

結局どのマイクが良いの?

マイク選びのポイント

ここまでご紹介したマイクの中で、これがほしいな、買ってみようかな、と思うものはありましたか?

 

それぞれのマイクの特徴がわかったところでマイク選びのポイントについても触れておきたいと思います。

 

一番大切なことは、なんのためにマイクを買うのかということ。マイクを使っても歌は上手くなりません。むしろ自分の声がきっちり拾われるので、基本的にマイクの方がハモりにくし下手に聞こえます。上手く聞こえてるのは、リバーヴやミキサーのおかげです。

 

もし、本当にとりあえず持っておきたいだけであれば、SM58(ゴッパー)はBETA58A(ベータゴッパー)を買えばいいです。コスパ、音質、ともに文句なしです。

 

ただし、特定の音域を持ち上げたいとか、ワンランク上の音作りを目指すならBETA57やゼンハイザーも検討してみて良いと思います。

 

また、強いてあげるのであれば、パーカッションはいくつか買って自分に合うマイクを探しても良いかもしれません。その場合はベータゴッパーから試してみるのが良いと思います。

 

通常のゴッパーはライブハウスでも備え付けがあるので、試す機会がおのずと増えます。その機会を利用して、ベータゴッパーとゴッパーのどっちが合っているかを比べるのが賢い選択です。

 

コーラスのみなさんは、マイクどうのこうのより、発声を鍛えましょう。間違いなく歌のクオリティは上がります。マイクの距離で音量を調整するのは最後。あくまで生声でバランスがとれる技術があってこそのテクニックです。

マイクを購入するときの注意

少し別の視点から注意点をあげるとするならば、回りがどんなマイクを使っているかは、確認した方が良いと思います。

 

例えば、自分以外のグループメンバーが通常のゴッパーで、自分だけベータゴッパーだと、自分の声だけやたら高音が綺麗に入る→浮いて聞こえるということが、ごく稀に起こります。

 

パーカッションならまだしも、コーラスだと少し良くない影響ですよね。

 

もしメンバーと揃えるのであれば、はじめのうちは無難に同じ種類のマイクで揃える方が良いでしょう。

 

ゴッパーとベータゴッパー程度なら、音響さんがうまく調整してくれるとは思いますが、その他のマイクの場合、非常に苦労させてしまう場合があります。

 

気を付けてください。

まとめ

それでは本記事のまとめです。

  • 定番はSM58かBETA58
  • ベータゴッパーならコーラスもパーカッションも相性○
  • 出来ることならメンバーと合わせた方がベター

 

マイクは買うことよりも使いこなすことが大切です。ぜひ自分にあったマイクを使って、より高いパフォーマンスを目指してくださいね。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

ABOUT ME
しげ(ボーカルパーカッション)
学生時代からアカペラサークルで活動し、ライブ企画やイベントスタッフを経験。「歌がうまい=モテる」への反骨精神(アンチテーゼ)から、ライブパフォーマンスやステージングの研究を始める。ライブ演出・ステージングのネタ、プロアーティストのワークショップなどで得たおもしろ練習法を発信しています。

おたべブログでは、アカペラが楽しくなるようなアイデアを発信しています。

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