マイク・機材

【ダメ、ゼッタイ!】アカペラ機材でやってはいけないNG行為

こんにちは、しげです!

 

アカペラに限らず、音響機材は非常にデリケートで、適切に扱わないとすぐに壊れてしまうようなものも少なくありません。

 

この記事では、アカペラライブで見かける実はNGな使い方をまとめてご紹介します。これをご覧になった方は、ご自身では必ず注意するようにしてもらうとともに、ぜひ後輩や回りのかたへも注意を促していただけますと幸いです。

ステージ上でのNG行為

まずは、ステージに上がってから見かけるNG行為についてみていきましょう。特に、はじめにご紹介する「マイクを叩く」に関しては、本当にたくさんの方が無意識のうちにやってしまっているのを目にしますので、注意してください。

マイクを叩く

スイッチが入っているかどうか、きちんと音が拾える状態にあるかを確かめるのに、マイクを叩いて確かめてしまうこと、ありますよね。

 

あれ、実はNG行為です。絶対にやってはいけません。

 

マイクは非常に繊細な機材です。特にボーカルマイクとなると、単に音を大きくするために使うのではなく、綺麗に歌声が拾えるように、様々な工夫がされています。

 

また、マイクと繋がっているパワーアンプやスピーカーも同じように精密機器です。

 

マイクを叩いてしまうと、その衝撃でマイク自体が痛んでしまったり、強い音が入りすぎて、繋がっているアンプやスピーカーの故障に繋がります。

 

自分のマイクであろうとなかろうと、マイクを叩くというのは決してやらないようにしましょう。

 

音が出ているかどうかを確認するには「爪でカリカリと引っ掻いて確認する」のが、一番よいとされています。あるいは実際に声を出してみて確認してください。

 

これをわかっているだけで「この人は機材のことよくわかってるな」と、思ってもらえること請け合いですよ。

マイクをスピーカーに向ける

これも無意識のうちにやってしまっている場合もありますが、ハウリングの原因となりますので、気を付けるようにしましょう。

ハウリングは、マイクが突然「きーーーーーーーーーーーん!!」て、なるやつのこと

 

ハウリングが起こるのは、

①スピーカーから出る音をマイクが拾う

②拾った音がアンプで大きくなる

③スピーカーから出る

④大きくなった音をマイクが拾う

⑤拾った音がアンプで大きくなる

⑥スピーカーから出る

⑦大きくなった音をマイクが(以下、無限ループ)

 

という仕組みです。

 

歌っているときは、マイクは口元に向いているのでいいと思いますが、例えば曲間のMC中や、演奏が終わってステージの床にマイクを置く場合も、スピーカー向けないように気を付けましょう。

音が出る状態でのシールド抜き差し

リハーサルのときに、マイクを交換しようと思って抜こうとすると、

しげ
しげ
ちょっと待ってくださいねー……はい!どうぞ!!

 

みたいに言われたこと、ありませんか?

 

あれは、音が出る状態のままシールドを抜き差しすると、バツン!!!と音がしてしまい、機材を痛める原因になるので、音がでないようにフェーダーを調整しているからです。

 

マイクを叩いてはいけないのと同じように、そのマイクやシールドが自分のものかどうかに関係なく、音がでない状態になってから、抜き差しをするようにしましょう。

 

どうしても抜き差しが必要なときは、PAさんに「抜きまーーす」ってはっきりと伝えて、OKをもらってからするのがいいと思います。

スイッチのオンオフ

これ自体は悪いことではないのですが、PAさんになにか言われない限りは勝手に触らないようにしたほうがいいでしょう。

 

そもそもスイッチがついていないマイクの時は問題ないですが、ワイヤレスマイクなどは、マイクのおしりの部分がスイッチになっている場合もありますので、不用意にさわってしまってステージが始まってからも音が鳴らないなんて事故もありえます。

 

スイッチに限らずですが、機材の操作はプロに任せるのが一番です。

モニターに足をかける

ロックバンドのライブのイメージが強いのでしょうか。たまにやろうとする人がいますが、故障のもとです。やめましょう。

 

場合によっては、修理代を請求されることもあるかもしれません。

ステージ設営中の注意

続いては自分たちでイベントを企画したり、出演者みんなで準備をするようなイベントの時の注意点を見ていきたいと思います。

すべての機材を繋ぎ終えるまでは、音は鳴らさない

アカペラ用機材の使い方 – マイク・スピーカーの繋ぎ方」でも触れていますが、機材はすべて繋ぎ終えるまでは音を鳴らさないようにしましょう。

 

きちんと繋がっているかどうか、フェーダーやゲインが下がっているかどうかなど、指さし確認で問題ないことが確認できるまでは、電源もいれないでおきます。

 

急に大きな音が出て、スピーカーから音が出なくなってしまうこともあるので注意しましょう。

音量は小さめから始める

理由は同上。電源をいれてからも、急に大きくするのではなく、まずは小さな音からはじめて、徐々に音量を上げるようにしてください。

マイクは叩かない(再掲)

電源をいれて、音が鳴っているか確かめるとき、無意識に叩いてしまいがちです。気を付けましょう。

その他の注意点

ミキサーで音を調整しすぎない

パーカッションの音をかっこよくしたいあまりに、ハイやローを必要以上に上げたり下げたりしてしまう人がいますが、これも良くありません。

 

そもそもミキサーによる調整はサポートのようなもので、自分できちんと高低差をつけた音作りを心がけるべきです。

 

また、リードボーカルとコーラスでリバーヴの強さや音量を少し変えてあげることはあっても、リード用の調整!コーラス用の調整!みたいなものも、特にありません。

 

自分たちの歌力を上げて、求めている音楽に近づけるように努力しましょう。

 

調整しすぎてよくわからん!てなったときは、一度すべてフラット(=すべて±0にして初期値に戻すこと)にするのをオススメします。結果的になにもしないほうが聞きやすい、なんてこともあります。

シールドは八の字巻きで

音響用のシールドを片付けるときには、”八の字巻き”にするようにしましょう。たまに掃除機のコードのように腕に巻き付けて、最後にぎゅっとひっぱって輪の大きさを調整しようとする人がいますが、断線の原因になります。

 

詳しいやり方はこの記事では触れませんが、早い段階でマスターしておくことをオススメします。

まとめ

それでは本記事のまとめです。

  • マイクは叩かない
  • スピーカーに向けない
  • シールド抜き差しもしない
  • 無闇にスイッチ触らない
  • モニター蹴らない、足かけない
  • 機材のセッティングは慎重に
  • ミキサーに頼らない
  • 八の字巻きを覚える

 

機材のつなぎ方に関しては「アカペラ用機材の使い方 – マイク・スピーカーの繋ぎ方」の記事にまとめています。ぜひ機材の繋ぎかた・使い方を覚えて、ライブハウスだけでなく、野外のイベントなど様々な場面でアカペラライブを楽しんでくださいね。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

ABOUT ME
しげ(ボーカルパーカッション)
学生時代からアカペラサークルで活動し、ライブ企画やイベントスタッフを経験。「歌がうまい=モテる」への反骨精神(アンチテーゼ)から、ライブパフォーマンスやステージングの研究を始める。ライブ演出・ステージングのネタ、プロアーティストのワークショップなどで得たおもしろ練習法を発信しています。