【ライブステージング】アカペラのステージでカッコよく前に出るコツを徹底解説

こんにちは、アカペラブロガーしげです!
アカペラライブで定番のステージング「一歩前に出る」
今回は、他のアマチュアグループと一線画す「カッコよく前に出るコツ」を大きく4つ紹介したいと思います。
目次
コツ①:ステージングは、とにかく動き始めを揃える
まず、ライブでのステージングがカッコよくなるかどうかは、動き出しがすべて!です。
「そんなこと、タイミングを合わせるなんて当然でしょ」
と、思ったあなた。
細かいところまで、こだわろうと思えばこだわるポイントはたくさんあります。
ですが、前に出るステージングで特にこだわってほしいのは、一歩目の着地。
どのタイミングで前に出るかを決めるグループは多いですが、実はそれではまだまだ甘い。
プロアカペラアーティストで、ステージングがカッコいいグループのステージを改めて見てみてください。前に踏み出す足が浮き上がるタイミング~着地までが完ぺきに揃っています。これが揃っているかどうかがめちゃくちゃ大事。
下記の動画の2:20を見てください。スコットは遅れて前に出ていますが、それ以外のメンバーは足が浮くタイミング、着地、歩幅、動作のスピードなど、すべてが完全に一致しています。
▼Tell Me What You Want/Rockapella
コツ②:とにかく大きく、ゆっくり動いて”動いてる感”を演出する
続いては動き方。前に出るということは、見ている人に「お、前に出てきたぞ!」と思わせなければなりません。なんとなくゆらゆら動いている延長で前にぬるっと出ちゃダメ。
前に出ましたよ、という演出をするためには、動作はゆっくりと大きくすることが大切です。
すり足で前に出るのはもったいない。きちんと足を浮かして「歩いてます!!」とアピールしましょう。前に出る幅も大きく取るべきです。
下記の動画の3:15あたりでは、前述の”一拍目着地”に加えて、全員がはっきりゆっくり前に出ています。広いステージの最奥部から最前線まで、全員が同じ拍感で前に出てくるので、その迫力たるやすさまじいものを感じますね。
▼Good Times/The Real Group
コツ③:コーラスは、半歩下がるのが効果的
3つめのコツは、前に出ない残りのメンバーの動きです。ボーカルが”前に出た感”を出すために、コーラスは半歩後ろに下がってあげましょう。
ステージングにおける最近トレンド(そんなものあるのか…?w)としては「前線にリード、両サイドにボイパ&ベース、コーラスは後衛」という3列体制が基本。
特に、海外アカペラ市場では、エンターテインメント要素がどんどん強くなり、ステージングはガンガン動いて当然!
ただ歌うだけではなく、どう魅せるかがだいじになっている傾向にあります。そのため、2列よりも3列体制で、ステージを広く使いながら、より立体的な演出をするようにトレンドが変わってきています。
▼Sing Off時代のペンタトニックスは、この頃からガッチリ3列体制
▼ザビエルズも3列体制が基本
コツ④:ステージ上では、絶対に目線を下げない
最後のコツは”目線”。前に出るステージング、あるいは後ろに下がる際には、足元だけでなく目線にも注意しましょう。
ステージ上を移動する際、足元がどうしても気になってしまい、下を向きながら動いてしまう人がいますが、これも基本的に非常にもったいないです。勇気をもって目線は下げない。マイクシールドも触らないようにするのが効果的です。
日頃から下を見ながら歩く癖のある人は、ステージングのためと思って、目線を上げて前を向いて歩く練習をしましょう。
目線は常に前を向いて。足元を見ずに移動するだけで、こなれ感を演出できます。
まとめ
それでは本記事のまとめです。
- ”動き出し”にこだわる。一歩目の着地は一拍目に合わせる
- 大きく、ゆっくりと”歩いてる感”を演出
- 前に出る人以外は、あえて”半歩下がる”
- 目線は下げない。マイクシールドも触らない
以上に気を付けるだけで、前に出た時のインパクトが大きく変わります。
プロアーティストのステージを研究すると、必ず上記のようになっている(はず…)なので、ぜひ一度そんな目線でプロのステージを研究してみてください!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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