1.アカペラ上達のネタ

アカペラやってる人の80%以上が気づいていない”練習音源の聞き方”のコツ

こんにちは、しげです!

 

今回は、自主練のレベルアップにつながる効果的な「練習音源の聞き方」について、ご紹介します。

 

しげ
しげ
とりあえず練習は録音しろって言われるから一応聞いてるけど、正直聞いてどうしたらいいかはわからない…

 

という方、ぜひ参考にしてみてください。

この記事で書いてあること

  • 練習音源を聞くのは、歌い手と聞き手のギャップを埋めるため
  • 完成形をイメージして聴かないと意味がない
  • あえてパートに集中せずに聴く力を鍛えて、お客さんと同じ目線で聴く

 

それでは、いってみましょう〜!

なぜアカペラにおいて、練習音源を聞く必要があるのか

練習中、録音はしたとしても、とりあえず家で一人で聞いて、自分の声に絶望して、うまいグループと比べて勝手に落ち込んでません?

 

僕も昔はそうでした。

 

自分の音源を聞いて、上手いと思うことなんてもちろん一度もない(今でもほぼない)し、

 

なんで出来てないってわかってるのに何度も聞かされるのか、全く理解できませんでした。

 

でも練習音源は、聞いたほうがいいです。

 

というか、練習音源は聞き方にコツがあるんです

 

この記事を読んで、ただ自分の歌声を聞いて、無駄に落ち込む日々から卒業してもらいたいと思います。

練習音源を録音して確かめることで、歌い手と聞き手のギャップを埋める

そもそも練習音源って聞いたほうがいい理由って何でしょうか?

 

結論から言うと、

 

歌い手と聞き手のギャップを埋めるため

 

です。

 

上手いか下手かを聞くのではなく、

 

「外から聞くとこう聞こえてるんだな」という感覚を養い、確認するため

 

に、録音を聞いてください。

 

人体の構造上、自分が聞いている音と、周りが聞いている音は絶対に違います。

 

それを加味した上で、適切なピッチ(音程)、適切な表現を見つけるためには、

 

録音をして外から聞こえているであろう音を聞いて調整を繰り返すしかありません。

練習録音で聞くべきポイントは2つ

具体的にどんな風に音源を聞けばよいかをご紹介します。

 

コツは、以下の2つ。

  • 完成形をイメージしてから聞く
  • 集中して聴く力とあえて集中しないで聴く力を使う

です。

自分がやろうとしたことが、どこまで表現できているかを確かめる

大前提として、完成形をイメージせずに練習音源を聞いても意味はありません。

 

録音を聞くのは「歌い手と聞き手のギャップを埋めるため」と言いました。

 

ギャップとはつまり、理想と現実の距離。

 

理想なく聞いてしまうと、漠然と自分の中にある上手い人たちと無意識に比べてしまい、待っているのはただの絶望です。

 

まずは”自分がどう歌いたいか””どう聞こえてほしいのか”を考えて歌った上で、

 

それがどこまで出来てるかを確かめるために、録音を聞いてください。

 

ハモってるかどうかの確認ではなく、ハモったと思った音が外から聞いても本当にハモったと思えるかどうか。

 

リズムに乗って歌ったつもりのフレーズが、外から聞いても本当にリズムに乗れていたか。

 

思いっきりクレッシェンドをかけたと思ったフレーズが、本当にクレッシェンドに聞こえるかどうか。

 

とにかくやろうとしたことが、外から聞いてもそう聞こえてるかどうかを確認しましょう。

 

上手いと感じるかどうかは、聞き手次第。

 

同じ音源でも、上手い下手の基準は違いますし、日本人は自分に厳しい傾向があるので、自分の音源にはやたらと高いハードルを設けてしまっています。

 

自分たちにできるのは、自分たちのイメージをどこまで声にのせられるかだけなので、

 

どんな和音がなっていたら正解なのか、どんな雰囲気に聞こえたら正解なのか、そのためにやろうとした表現が外から聞いたときに思ったとおりに出来ているか、を聞くようにしましょう。

聴く力と聴かない力を身につける

録音を聞くとき、自分のパートばっかり聞いてませんか?(ベースやパーカッションの人に多い気がします)

 

実は、練習音源を効果的に聞くには、自分のパートを聴く力だけでは不十分で、あえて自分のパートに集中せず、全体をぼんやり聴く力も養う必要があります。

 

特定のパートに特化して聞くお客さんは少数派です。アカペラー以外であればなおさら。

 

お客さんと違う聞き方をしていては、いつまでたっても歌い手と聞き手のギャップは埋まりません。

 

悲しきかなアカペラに真剣に向き合えば向き合うほど、自分を高めようとすればするほど、聴く力ばかりが強くなり、お客さんとのギャップが広がります。

 

あえて聴覚をフォーカスしない力を養いましょう。

 

意図的にオンオフが切り替えられるといいと思います。

終わりに

思ったとおりに出来ているかどうかの他の観点として、以下のような聞き方を試してみるのもいいと思います。

 

  • 自然に体が動きたくなるかどうか
  • 字ハモが一つに聞こえるか
  • 一曲通して聞いて、飽きないか

 

グルーヴを気にしない人、多いです。

 

でも音楽において、リズムが担う役割は非常に大きい。

 

ハーモニーにしか耳がいかない演奏はもったいないです。リズムの観点でも、練習音源をチェックしましょう。

 

自然に体が動かない場合は、もう少しリズム練習を増やしても良いかもしれません。

 

字ハモは一つに聞こえてしかるべきと思います。それを達成するための要素は無限にあります。

 

ピッチだけでなく、歌いだしのタイミング、発声、ニュアンス、とにかく集中しないといけません。

 

録音を聞いて、二人が別のパートを歌ってるだけで、音はあってるけど別に気持ちよくはない、という場合は、コーラス練習を増やしても良いかもしれません。

 

一曲通して録音を聞いていて、自分の歌を分析するのもいいですが、お客さんになった気持ちで全体をぼんやり聞いてみてください。

 

一曲通して聞いたときに、飽きるようであれば、お客さんもきっと飽きると思います。

 

全体のダイナミクスのコントロールなのか、アレンジなのか、自分のパートだけだなくグループの課題として、曲全体のことを考える練習を増やしても良いかもしれません。

 

以上、練習音源を上手に聞くコツでした。

 

ぜひ、日々の練習の参考にしてみてくださいね!

 

>関連記事:「最後は個の力」アカペラが上手くなるには音取りの質を上げる

 

ABOUT ME
しげ(ボーカルパーカッション)
学生時代からアカペラサークルで活動し、ライブ企画やイベントスタッフを経験。「歌がうまい=モテる」への反骨精神(アンチテーゼ)から、ライブパフォーマンスやステージングの研究を始める。ライブ演出・ステージングのネタ、プロアーティストのワークショップなどで得たおもしろ練習法を発信しています。

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