アカペラの定義

アカペラとは? – アカペラ用語解説

最近では、ほとんどの大学にアカペラサークルが存在し、50Fesなどの”大学生主催の大学合同大イベント”が企画されるほど人気になった”アカペラ”。皆さんも「ゴスペラーズ」やテレビ番組「ハモネプ」など、名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

この記事に書いてあること、

  • “アカペラ”ってなに?
  • “アカペラ”と”ハモネプ”は違うの?
  • “アカペラ”はどんな人がやるの?

まずは言葉の定義から「アカペラ=無伴奏」

“アカペラ”という言葉の定義はいたってシンプルです。

 

アカペラ=無伴奏

 

…これだけだと、この記事はこれでおしまいになってしまいますし、日常的に使われている”アカペラ”という言葉は、少しこの定義から外れているので、少し補足しますね。

 

一般的なJ-POPやバンドでは、メインボーカルの他にギターやドラム、キーボードなど、楽器を演奏するメンバーがいます。あの人たちがいったい何をしているかというと、ボーカルの後ろで

 

じゃじゃじゃじゃ~ん♪とか
どんどん!とか
ぴろりろり~ん♪とか、

 

伴奏にあたる部分を演奏しているわけです。

 

では、アカペラはというと、”無伴奏”というだけあって伴奏してくれる楽器隊はいません。ギターもドラムもキーボードいません。

 

いるのは”人”だけ。ギターやドラムがやっていることも、すべて人の声で表現します。

 

は?じゃあ結局伴奏はあるやん!!と思ったあなた。

 

そうです。おっしゃる通り、伴奏自体は、あるんです。ただ、それらは全て人の声で演奏されています。

 

つまり、”アカペラ”とは

 

普通は楽器でやっていることを、人の声で全部やっちゃおう!
むしろ楽器には出来ないことも織り交ぜて、もっと面白いもん作ろうぜ!

 

という音楽のこと

 

伴奏がない、というより「楽器を使わない音楽」あるいは「楽器を使わない前提で書かれた楽曲」を”アカペラ”と考えるといいと思います。

 

基本的にどんな曲でもアカペラに出来る

「楽器を使わない音楽」であれば、それらはすべて”アカペラ”なので、世の中の曲は基本的にどんな曲でもアカペラにすることが出来ます。

 

アカペラで、最もイメージしやすいのは、やはりご存知「ハモネプ」でしょう。

 

▼参考音源①(ちょっと昔の映像):

 

▼参考音源②(最近の映像):

 

一般的なアカペラグループは6つのパートから成り立っているのですが、さすがテレビ番組だけあって、ハモネプはパート分けもわかりやすいですね。

 

 

ハモネプは、いわゆるテレビ番組なので、基本的には既存曲(J-POPや洋楽)のアカペラverを演奏します。アカペラのオーソドックスな楽しみ方といえるのではないでしょうか。

 

アカペラをやってる人は、みんなハモネプを目指してやってるの?

と、聞かれることもありますが、そんなことはありません。ライブハウスで大勢の前で歌うほうが好きな人もいれば、趣味で楽しむ人もたくさんいます。

楽器を使わない前提で書かれた”アカペラ曲”

日本では、日常生活の中でハモネプ以外の場で、アカペラの演奏に触れる機会はまだまだ少ないと思います。プロで活動しているアカペラグループなんて「RAGFAIR」か「ゴスペラーズ」くらいしか思いつかないのではないでしょうか。

 

でも実は、日本でもアカペラのプロアーティストとして活動している人は、ゴスペラーズ以外にもたくさんいます。

 

その人たちはプロアカペラグループとして「楽器を使わない前提で書かれたアカペラ曲」をリリースして、一般的な楽器バンドと同じようにライブ活動やCDを作成して、ミュージシャンとして活動しています。

 

というわけで、ハモネプでは演奏されない楽器を使わない前提で書かれた楽曲=アカペラ曲をご紹介します。例えば、こんな曲がそうです。

 

▼参考音源③:アカペラでゆこう(TRY-TONE)

 

▼参考音源④:Bang(Rockakapella)

※1’40からのキレキレダンスと抜群のグルーヴを是非感じてください。

Rockapellaは、日本でも超有名な海外アーティストです。メンバー交代もありながら、グループとしてはかなりのベテラン。特にボーカルのスコットは、元東京ディズニーランドのパフォーマーだった時期もあり、日本語もペラペラ。日本語の曲もカバー・リリースしていたりします。

 

是非色々な曲を聴いてみてください。あなたの好きな曲がきっと見つかりますよ。

 

あなたも出来る!アカペラの始め方

さて、ここまでアカペラの定義や、実際の映像をご紹介してきましたが、

 

いざ!アカペラを始めたい!

 

となったらどうしたらいいのか?

 

答えはひとつ。

近くのアカペラサークルに入ってください。

 

初心者がアカペラを始めるまでの3ステップでも触れていますが、アカペラで一番大変なのは、人集めといっても過言ではありません。アカペラは一人では出来ませんので、とにかく人がいるところに身を置くのが一番です。

 

アカペラサークルにいくと、色んな人がいますが、

  • もともと合唱をやっていて、ハモるのが好きな人
  • 体育会系文化部とされる吹奏楽から歌に転向
  • ハモネプ好き
  • 友だちの付き合いでたまたま(実は一番多い?)

 

が、非常に多いパターンだと思います。もちろん皆さん歌が好きで、音楽が好きです。正直、たまに変な人もいますがそれもご愛嬌。きっとあなたの人生を何倍も楽しくしてくれることでしょう。

 

アカペラサークルの活動内容については「アカペラサークルって何するの?【社会人篇】」「アカペラサークルって、どんなサークル?【大学生篇】」にも詳しくまとめています。

 

サークルによって、ルールや活動頻度などは違うと思いますが、具体的にどんなことをするか興味がある方は、一度見学にいかれることをおススメします。

 

まとめ

それでは、本記事のまとめです。

  • “アカペラ”は、楽器なしで作る音楽のこと。
  • “ハモネプ”は、あくまでアカペラバラエティ番組。
  • ”アカペラのプロアーティスト”もたくさんおり、アカペラ曲が存在する。
  • “アカペラ”は、どんな人でも楽しめる。

 

さて、ここまで読んでいただいた方の中には、全員が歌うってことは、”歌がうまい人”じゃないとアカペラなんて難しいんでしょ?

 

と思われた方もいるかもしれません。

 

大丈夫です、僕も学生の時はそう思ってました。今でも練習で上手くいかないことがあると、うまい人はいいな~と思ってしまうこともあります。

 

でもアカペラは、歌がうまい人たち”だけ”が楽しむものではありません。

 

僕は音楽は好きですが、歌自体はそれほど好きでも得意でもありませんでした。そんな僕でもアカペラはとても楽しい。ライブでたくさんの人から拍手をもらった時の快感は一度味わったら忘れられません。社会人になった今でも、仕事の合間をぬっては練習を重ね、月に1度くらいのペースでステージに立っています。

 

きっと皆さんも、一度アカペラの楽しさを味わってしまったら、ステージでお客さんからの拍手を浴びる快感を味わってしまったら、、もう二度アカペラなしの生活には戻れないと思います。それくらい人の声、音楽は素敵な世界なのです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT ME
しげ(ボーカルパーカッション)
学生時代からアカペラサークルで活動し、ライブ企画やイベントスタッフを経験。「歌がうまい=モテる」への反骨精神(アンチテーゼ)から、ライブパフォーマンスやステージングの研究を始める。ライブ演出・ステージングのネタ、プロアーティストのワークショップなどで得たおもしろ練習法を発信しています。